「【イオンカード】お客様のカードご利用明細の内容をお知らせいたします」というメールは詐欺メールである可能性が高いです。
偽サイトに誘導するのが目的と思われます。
イオンカードになりすましたメールと結論づけたのは、以下のポイントです。
このメールは詐欺メールだと判断できた点
①イオンカード登録のアドレスと違うアドレスに届いた
このメールは、私がイオンカードに登録しているアドレスとは別のフリーメールに届きました。
ご利用通知サービスや、今月の引き落としなどは登録メールアドレスに届いています。
②差出人のメールアドレスがイオンカードのドメインではない
差出人のメールアドレスが「pos1224555r@q21512xcvv.com」となっています。
しかし、イオンカードの正式なドメインは「aeon.co.jp」です。
それ以外にイオンカードが使用しているメールアドレスは以下です。
information@email.aeon.co.jp information@ma2.email.aeon.co.jp |
---|
userid@aeon.co.jp |
aeon@aeon.co.jp |
shinsa@aeon.co.jp |
cardshinsa@email.aeon.co.jp |
statement@email.aeon.co.jp |
honkaku@aeon.co.jp |
thanks@aeon.co.jp |
sms@aeon.co.jp |
information@use.email.aeon.co.jp |
「aeon.co.jp」以外のドメインから送信されたメールは、なりすましだと判断できます。
③ご利用確認を行うリンクの飛び先アドレスもおかしい
メール本文に【ご利用確認はこちら】というボタンがありますが、このボタンのリンク先アドレスが「https://12sdf.lifebendi.club/41212ss」となっています。
イオンカードが使用しているドメインではありません。
少しでも不審に思ったリンクは、クリックしないようにしてください。
迷惑メール対策のガイド
①イオンカートご利用通知サービスの活用
「イオンカード」を悪用した疑わしいメールが増加していることに伴い、2024年7月1日10時から、メールによるお知らせを停止し、専用アプリ「イオンウォレット」からのプッシュ通知でのみ情報を提供する形になります。
メール通知を利用している人は、アプリへの変更手続きをしておきましょう。
②個人情報の保護
受信メール内のリンクから個人情報を求めるページへ誘導されても、情報を入力しないことが重要です。
公式サイトでも、個人情報の入力を求めることはないと明言されています。
③メールアドレスの非公開
SNSのプラットフォーム上でメールアドレスを公開すると、詐欺師からの標的にされるリスクが高まります。メールアドレスは非公開に保つべきです。
④不明なサイトへの登録を避ける
知らないサイトへの登録は避けるべきで、万が一登録する場合は、専用のメールアドレスを設定することが賢明です。
⑤フィルタリングサービスの利用
多くのプロバイダや携帯電話会社がメールフィルタリングサービスを提供しており、迷惑メールを自動的に振り分けてくれます。
⑥メールの未開封
不審なメールは開かずに即削除することが最も確実な対策です。
⑦カードの使用停止と再発行
誤ってリンク先で個人情報を入力した場合は、直ちにカードの使用を停止し、再発行を依頼してください。
イオンカードでは24時間オンラインでの再発行が可能です。
また、フィッシング詐欺の被害にあった場合は、地元の警察署やフィッシング110番を通じて相談しましょう。
実際に送信されてきたメールはこちら
※ここからメール本文※
件名
【イオンカード】お客様のカードご利用明細の内容をお知らせいたします
本文
【AEON CARDカード会員サービス】利用いただき、ありがとうございます。 このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、サービスのご利用を一部制限させていただき、お客様のアカウントのに登録された電話番号にご連絡いたしましたが、お客様に連絡を取ることができませんでした.ご連絡させていただきました。 ご回答をいただけない場合、サービスのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。 |
ご利用確認はこちら |
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。 ================================== 株式会社ジェーシービー 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア 〒107-8686 ※このメールアドレスは「配信専用」です。 返信メールでのお問い合わせには返答しかねますので、ご了承ください。 |
まとめ
今回のメールが詐欺メールであると判断したポイントは4つ。
①イオンカード登録のアドレスと違うアドレスに届いた
②差出人のメールアドレスがイオンカードのドメインではない
③ご利用確認を行うリンクの飛び先アドレスもおかしい
少しでも怪しいと感じたら、公式サイトをチェックして不審メールの注意喚起がないか確認してください。
「おかしいな」と感じたメールは開かずに削除しましょう。