大阪・関西万博では、繰り返し何度でも入場できる「通期パス」が話題となっています。
特に注目を集めているのが、来場者限定で配布される割引コードを使えば、大人料金で6,000円もの割引が受けられるという点です。
しかしこの割引コードには配布条件や受け取り方法、さらには注意点が多く、知らずに逃してしまうケースもあります。
本記事では、通期パス割引コードの概要から取得手順、万が一もらい忘れた場合の対処法までを詳しく解説します。
大阪・関西万博の通期パス割引コードとは?

通期パスの割引コードを理解することで、最大限にお得な万博体験が可能になります。
通期パスの基本概要と割引額
大阪・関西万博の通期パスは、会期中であれば何度でも入場できる年間パスです。
通常価格は大人で30,000円ですが、割引コードを使うことで24,000円まで価格を抑えられます。
このプロモーションコードを活用すれば、中人や小人もそれぞれ最大20%の割引を受けられる仕組みです。
公式サイトでも料金比較が案内されており、1日券を複数回購入するよりもお得になる場合が多いです。
割引コードがもらえる対象者と期間
この割引コードは、2025年4月13日から5月31日の間に大阪・関西万博を訪れた来場者のみが対象です。
早期来場キャンペーンの一環として、現地での配布が限定的に行われており、対象期間外の来場者には配布されません。
割引コードはその場で手渡しされるため、事前予約や郵送といった手続きは不要です。
ただし、取得には一定の条件を満たす必要があるため、詳細な確認が不可欠です。
割引コードのもらい方|3つのステップで解説
割引コードは、現地でのスムーズな行動と正しい情報の把握が鍵となります。
① 東西ゲート前の案内所で受け取る
割引コードの受け取り場所は、会場内ではなく東ゲートと西ゲートの外に設置された案内所です。
これらの案内所は「チケット引換所」として機能しており、来場者が退場後に立ち寄る形になります。
案内所の場所を事前に把握しておくことで、当日の動線をスムーズにできます。
公式マップや会場案内に記載されている情報を確認しておくと安心です。
② 受取時間は15時以降限定に注意
割引コードの配布は、毎日15時以降に限定されています。
これは混雑緩和と不正防止のために設定されたルールであり、それ以前に案内所へ行ってもコードは配布されません。
午後3時以降であれば閉場時間まで受け取ることが可能ですが、できるだけ早めに立ち寄ることが推奨されます。
来場予定の計画を立てる際には、この配布時間を必ず考慮に入れましょう。
③ 当日入場チケットの提示が必要
割引コードを受け取るには、当日に入場したことを証明するチケットの提示が必須です。
紙チケットであれば半券を、デジタルチケットの場合はQRコード画面を案内所のスタッフに見せる必要があります。
提示できない場合、たとえその日に訪れていても配布対象外となってしまいます。
スムーズに受け取るためにも、チケットの管理はしっかりと行っておきましょう。
割引コードをもらい忘れた・使えなかった場合の対処法

もらい損ねた場合でも、一部には救済措置や再取得のチャンスがあります。
救済措置の有無と再訪の条件
割引コードをもらい忘れた場合、原則として再配布は行われません。
ただし、配布期間中であれば再来場によって受け取ることが可能です。
再訪時には、再度入場チケットを購入し、15時以降に案内所へ向かう必要があります。
手間と費用はかかりますが、コードを確実に手に入れる唯一の正規ルートとなっています。
公式FAQでもこの再訪による救済が明記されています。
2025年4月22日~25日の配布トラブルと交換申請方法
2025年4月22日から25日にかけて、割引コードの一部で重複配布のトラブルが発生しました。
この期間に同じコードが複数人へ渡ったことで、一部利用者が割引を適用できない事態となりました。
これに対し、万博協会は公式サイトに「割引コード交換申請フォーム」を設置し、対象者に新しいコードをメールで再発行する対応を行っています。
紙に印刷されたコードの管理番号で対象かどうか確認できます。
通期パス割引コードの譲渡・転売に関する注意点
万博の割引コードは個人利用を前提としており、他人に譲ったり販売したりすることは推奨されていません。
メルカリ・ヤフオクでの購入リスク
割引コードはメルカリやヤフオクなどで出品されるケースがありますが、購入には大きなリスクが伴います。
プロモーションコードは一度使うと無効になる仕組みで、購入しても既に使用済みの場合があります。
また、詐欺や不正利用に巻き込まれる可能性もあるため、非正規ルートでの取得は非常に危険です。
公式サイトでもこうした事例への注意喚起が行われています。
公式による禁止事項と対応内容
大阪・関西万博の主催者は、割引コードの譲渡や転売を明確に禁止しています。
公式情報では、第三者へのコード提供や販売は利用規約違反とされ、違反が発覚した場合にはコードの無効化や法的措置が取られる可能性もあります。
特にネットオークションでの不正流通が問題視されており、通報と削除要請が行われている状況です。
安全に利用するためには、正規ルートでの取得が必須です。
通期パスは何回行けばお得?価格シミュレーション
通期パスの購入判断は、訪問回数とチケットの価格差に基づいたシミュレーションが重要です。
割引なし/ありでの元が取れる回数
通期パスの定価は大人で30,000円ですが、1日券が7,500円のため、4回以上の来場で元が取れます。
割引コードを適用して24,000円で購入できた場合でも、同様に4回で元が取れる計算です。
中人や小人の場合も回数によって損益分岐点が異なるため、来場頻度に応じて判断する必要があります。
価格シミュレーションは公式ガイドでも紹介されています。
大人・中人・小人それぞれの比較
大人は通常4回の来場で元が取れるのに対し、中人は5回、小人は3回程度が目安となります。
割引コードを使えば、それぞれ1回分ほど早く回収できる水準になります。
たとえば中人の場合、4回の訪問で定価を超える価値を得られます。
特に家族連れの場合は合計の割引額が大きくなるため、まとめての活用が効果的です。
訪問計画に応じた券種選びが大切です。
通期パスを一番お得に購入する方法トップ3
複数ある通期パスの購入方法の中から、コストパフォーマンスの高い方法を3つ紹介します。
① ふるさと納税で実質2,000円
大阪府などに10万円の寄附を行うことで、通期パスが返礼品として受け取れる制度があります。
この場合、所得税や住民税の控除により、実質の自己負担額は2,000円程度で済みます。
ふるさと納税ポータルサイトから申し込みが可能で、ワンストップ特例制度を使えば確定申告不要で簡単に手続きできます。
高所得層には最もお得な手段といえるでしょう。
② 割引コードを利用して6,000円オフ
2025年4月13日~5月31日に万博会場へ訪れると、割引コードが配布されます。
このコードを使用すれば、大人の通期パスが6,000円引きの24,000円で購入可能です。
中人、小人にもそれぞれ3,500円、1,500円の割引が適用され、家族で利用すると大きな節約につながります。
早期来場キャンペーンの一環として提供されるこの特典は、万博を複数回訪れる予定のある方にとって非常に有効です。
③ 夏パスで夏休み限定の入場に絞る
通期パスと比較して期間が限られるものの、コスト面で優れているのが「夏パス」です。
2025年7月19日~8月31日の間、何度でも入場可能なこのチケットは、大人12,000円で販売されます。
夏休みに集中して来場を予定している人にとっては、通期パスよりも経済的な選択肢です。
小中高生向けの価格設定も手頃で、夏に複数回訪れるなら十分な価値があります。
通期パス購入から利用までの流れ|7ステップで解説
割引コードを使った購入後は、正しい手続きを踏むことでスムーズな利用が可能になります。
顔写真登録と来場予約を忘れずに
通期パスを利用するには、事前に顔写真の登録と来場予約が必要です。
顔認証による入場が導入されており、登録を忘れると入場できません。
さらに、公式サイト上で行う予約手続きも必須で、来場日ごとに時間枠を確保する形式です。
特に混雑日には予約が早く埋まるため、スケジュールが決まり次第すぐに予約を行うことが推奨されます。
割引コード入力の注意点と支払い方法
割引コードは専用ページでのみ利用でき、入力時には正確なプロモーションコードの記載が必要です。
全角・半角の違いやスペースの有無によってエラーが発生するため、慎重に入力しましょう。
支払いはクレジットカードが推奨されており、手数料がかからず即時反映される利便性があります。
コンビニ払いも可能ですが、別途手数料が発生する点に注意が必要です。
よくある質問(FAQ)
ここでは、割引コードや通期パスに関する代表的な疑問をQ\&A形式で解説します。
割引コードの対象者や譲渡の可否
割引コードは2025年4月13日~5月31日に万博に来場した本人のみに配布されます。
他人への譲渡や転売は禁止されており、第三者が使用しても認証されない可能性が高いです。
プロモーションコードは一回限り有効であり、不正利用が確認された場合には無効化されます。
家族や友人でも、各自でコードを受け取る必要があります。
使用期限・エラー時の対応
コード自体に明示された期限はない場合もありますが、通期パスの販売期間が終わる前に利用する必要があります。
入力エラーが出る場合は、コードの桁数や入力形式を再確認してください。
それでも解決しない場合は、公式サイトの「割引コード交換申請フォーム」から問い合わせることで、再発行などの対応が受けられるケースもあります。
購入後の手続きと予約方法
通期パス購入後は、まず万博IDでログインし、マイページ上で顔写真を登録します。
その後、来場したい日程を選んで事前予約を行います。
予約は最大3件まで同時に可能で、1件利用すると次の予約が追加できる仕組みです。
当日の入場時には、スマートフォンでQRコードを提示し、顔認証を通過する流れになります。
まとめ
大阪・関西万博の通期パス割引コードは、早期来場者にとって大きなメリットをもたらす制度です。
正しい手順で取得・利用することで、最大6,000円の割引が受けられ、複数回訪れる予定のある方にとっては通期パスの導入は非常に有利となります。
一方で、譲渡や転売は禁止されており、不正な方法での入手はリスクを伴います。
ふるさと納税や夏パスといった他の購入手段も併せて検討し、自身の来場計画に合った方法を選びましょう。
事前準備をしっかり整え、ルールを守って快適な万博体験を楽しんでください。