秋が深まると、甘くてほっくりした石焼き芋が恋しくなりますね。
寒い時期にぴったりの温かいスナックとして、スーパーやコンビニでもポピュラーですが、自宅で作れたらもっと楽しいですよね。
「自宅で石焼き芋を作るなんてできるの?」と疑問に思うかもしれませんが、意外と簡単にできるんですよ!
この記事で、お家で石焼き芋を作る方法を詳しく解説しますので、最後までチェックしてみてください。
石焼き芋が特に甘い理由とは?
自然な甘みを持つさつまいもですが、なぜ石焼き芋は特に甘く感じるのでしょうか?
実は、さつまいもを低温で長時間加熱することによって、「糖化」が促進されるからです。
石焼き芋の甘さは、加熱した小石が発する「遠赤外線」の効果も一役買っています。
これらの小石は遠赤外線を放出し、内部までゆっくりと熱を伝えることで、さつまいも内部の糖度を高めます。
このため、石焼き芋は格別の甘さを楽しめるのです。
電子レンジでの調理も便利ですが、糖化を促すためにはやはりじっくりと熱を加える方法がおすすめです。
石焼き芋に適した小石の選び方
市場やコンビニの焼き芋コーナーで使われているのを見たことがあるかもしれませんが、どのような小石が良いのでしょうか?
石焼き芋には、特に「遠赤外線を多く放出する小石」が適しています。
「黒玉石」や「溶岩石」などが一般的で、これらはホームセンターやオンラインショップで手軽に購入できます。
また、天然の石にこだわらなければ、セラミック製の小石も遠赤外線効果を期待できます。
ただし、道端にある普通の石や砂利を使うのは避けてくださいね。
土鍋で簡単に作る焼き芋の方法
土鍋や陶器は、その遠赤外線効果で料理を美味しく仕上げます。
特に土鍋は、他の金属製の鍋に比べて、遠赤外線を多く放出するので、食材の味を引き立てます。
「土鍋ごはんが美味しい」とよく言われるのも、このためです。
土鍋での焼き芋作りは、水を使わずに「空焚き」で行います。
ただし、注意点がいくつかありますので、下記の手順に従ってください。
・さつまいもをアルミホイルで丁寧に包む
・土鍋に入れ、フタをして弱火で20分間加熱
・一度さつまいもを裏返し、再びフタをしてさらに20分間弱火で加熱
・中まで火が通っていなければ、必要に応じて追加で加熱
・柔らかく仕上がったら出来上がりです!
※注意点※
使用する土鍋が空焚き可能かどうかを事前に確認してください。
土鍋は急激な温度変化に弱く、水なしで加熱すると割れるリスクがあります。
石焼き芋風!家庭で簡単にできるじゃがいもの焼き方
同じ焼き方で、じゃがいもを使って「石焼き芋風じゃがいも」を作ってみませんか?
さつまいもとはまた違った美味しさが楽しめますよ!
材料
- じゃがいも(中サイズ):4個
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩:少々
- アルミホイル
作り方
- じゃがいもの準備: じゃがいもはよく洗い、水気を拭き取った後、フォークで数カ所穴を開けます。これにより、内部の蒸気が逃げやすくなります。
- アルミホイルで包む: アルミホイルにオリーブオイルを塗り、じゃがいもにも軽く塩を振り、包みます。
- 焼く: 小石を敷いた土鍋にじゃがいもを入れ、弱火で約40分?1時間焼きます。途中で一度、じゃがいもを裏返して均等に火を通しましょう。
- 完成: じゃがいもが柔らかくなったら完成です。お好みでバターやクリームチーズを添えても良いでしょう。
じゃがいもの石焼き芋風は、そのままでも美味しいですが、ガーリックバターやチーズを加えると、さらに風味豊かになります。
また、ハーブ(ローズマリーやタイム)を加えるのもおすすめです。
小石を使ってさらに美味しい焼き芋を
小石を加えることで、遠赤外線効果が増し、さらに美味しい石焼き芋が作れます。
この方法で使用する鍋も、「空焚き可能な土鍋」が適しています。
鉄製の鍋やフライパンも使えますが、遠赤外線の放出は少ないので、小石の助けを借りましょう。
「アルミ鍋」「テフロンフライパン」などは使用避けてください。
これらは焦げ付きやすく、表面の加工が剥がれる可能性があります。
市場には焼き芋専用の土鍋も販売されており、本格的に石焼き芋を楽しみたい方にはおすすめです。
小石を使う方法は、土鍋に小石を入れるだけで他の手順は変わりません。
特別難しい工程はないので、ぜひ試してみてください。
まとめ
石焼き芋の美味しさの秘訣や、自宅での簡単な作り方をご紹介しました。
市販のさつまいもで自宅で石焼き芋を作れば、新鮮で経済的です。
特に家族が多い場合、自宅で手作りすることでコストを抑えつつ、美味しい秋の味覚を楽しむことができます。
この秋は、自宅で石焼き芋を作ってみてはいかがでしょうか?