ふわふわで軽い食感が魅力のシフォンケーキは、焼き上がったあとにしっかり冷ます工程がとても重要です。
しかし、「どれくらいの時間冷ませばいいの?」「冬場はどうすれば?」など、冷ます時間や方法に悩む方も多いのではないでしょうか。
たとえば、焼きたてのシフォンケーキをすぐに型から外そうとして、崩れてしまった経験がある方もいらっしゃるでしょう。
冷ます時間や方法を間違えると、せっかく焼いたケーキがつぶれてしまうこともあります。
シフォンケーキは、しっかり逆さにして冷まし、生地が落ち着いてから型を外すのが基本です。
本記事では、シフォンケーキを冷ます最適な時間や、冷蔵庫を使った冷まし方のポイントなど、失敗しないためのコツをお伝えします。
シフォンケーキを冷ます最適な時間とは

シフォンケーキは、焼き上がった直後から冷ますまでの工程で、その仕上がりが大きく左右されます。
特に冷ます時間は、生地のふわふわ感と形を保つためにとても大切です。
冷ます時間の目安と理由
シフォンケーキを冷ます時間は、2~3時間が理想的です。
その理由は、生地の中に残る熱と水分をゆっくり抜くことで、しぼみや崩れを防ぐためです。
焼き上がり直後のシフォンケーキは、まだ中が柔らかく、形が安定していません。
その状態で型から外すと、生地がつぶれたり縮んだりしてしまいます。
さらに、逆さにして冷ますことで、重力によって生地が下に引っ張られ、ふんわりとした高さが保たれます。
これが、シフォンケーキ特有の軽やかな食感につながります。
しっかり2~3時間冷ませば、余熱が取れ、生地も落ち着いて型外ししやすくなります。
冬場の冷ます方法とタイミング
気温が低い冬場は、冷ます時間や方法にも少し工夫が必要です。
寒さによって表面が早く乾いてしまい、生地が縮んでしまうおそれがあるからです。
たとえば、窓際などの冷たい空気が直接あたる場所で冷ますと、生地の水分が急激に抜けて表面が硬くなることがあります。
そのため、冬場は室温が安定した場所に置くことが大切です。
また、冷ます時間は気温にかかわらず2~3時間が基本ですが、風通しがよすぎる場所では乾燥を防ぐために布巾をかけるなどの対策が有効です。
季節に合わせた冷まし方をすることで、冬でもふんわりとした仕上がりになります。
1時間で冷やす場合の注意点
時間がないときなど、1時間だけ冷ますこともあるかもしれません。
しかしその場合は、生地の状態や型外しのタイミングに十分注意が必要です。
1時間では生地の中心まで冷めきっていない場合が多く、型を外すとまだ柔らかいため崩れてしまうおそれがあります。
型外しを急ぐと、ふくらみがつぶれてしまい、見た目も悪くなってしまいます。
短時間で冷ます必要がある場合は、逆さにしたまま冷蔵庫に入れる方法も検討できます。
ただし、この方法は乾燥しやすいため、後述する注意点を守る必要があります。
急いでいるときでも、生地の様子をしっかり確認してから型を外すようにしましょう。
冷蔵庫を使った冷まし方

常温で冷ます時間が取れないときは、冷蔵庫を活用する方法もあります。
ただし、冷蔵庫を使うときにはタイミングと乾燥対策が欠かせません。
冷蔵庫で冷やす方法のメリット
冷蔵庫を使うことで、冷ます時間を短縮できます。
急ぎで型を外したいときや、生地を早く安定させたいときに便利です。
また、冷蔵庫の中は温度が一定に保たれているため、冬場や梅雨の時期など外気の影響を受けずに冷ませます。
これは、品質の安定にもつながります。
とくに、1時間ほどしか冷ます時間がとれない場合に、冷蔵庫を使えば生地の中心部まで冷えやすくなり、型外しもしやすくなります。
ただし、冷蔵庫内は乾燥しやすいため、冷やし方には注意が必要です。
冷蔵庫利用時のタイミングと注意点
焼きたてをすぐに冷蔵庫に入れるのはおすすめできません。
粗熱が残っている状態で冷やすと、湿気がこもってケーキがべたつくからです。
冷蔵庫を使う場合は、まず常温で30分ほど冷ましてから入れるのが基本です。
これにより、温度差による結露を防ぐことができます。
また、冷蔵庫に入れる際はケーキを逆さにしたままにしておくことも大切です。
生地が沈むのを防ぎ、ふんわり感を保てます。
急いでいるときほど、タイミングと扱いに注意を払う必要があります。
冷蔵庫での乾燥を防ぐ方法
冷蔵庫で冷ます際に気をつけたいのが乾燥です。
乾燥すると表面が硬くなり、パサついた食感になってしまいます。
乾燥を防ぐには、ケーキを逆さにしたままビニール袋やラップで軽く覆い、空気との接触を減らすことが有効です。
ただし、完全に密閉すると蒸気がこもってしまうため、少しだけ空気が通るようにしておくと安心です。
さらに、冷蔵庫の中に湿度を保つためのコップに水を入れておくなど、簡単な工夫も効果的です。
乾燥対策をしっかり行えば、冷蔵庫でもしっとりとした食感が保てます。
シフォンケーキの冷まし方のコツ
シフォンケーキは、焼き上がり直後からの冷まし方ひとつで食感や形が大きく変わります。
特に逆さにして冷ます工程は、失敗を防ぐうえで欠かせません。
逆さにして冷ます理由
シフォンケーキは、焼きたての生地がとても柔らかく、重力で沈んでしまいやすい性質があります。
そのため、型ごと逆さにして冷ますことで、生地の沈みやしぼみを防ぐ効果があります。
逆さにすると、重力が生地の下方向への沈みを防ぎ、生地のふくらみをそのままキープすることができます。
これにより、ふわっとした仕上がりが保たれるのです。
また、型に生地が張り付いた状態を保てるため、生地が縮みにくくなります。
しっかり冷めるまで型を逆さにしたままにしておくことが、美しい見た目と食感を作るための大切なポイントです。
逆さにする際の注意事項
逆さにする際は、型の安定性に注意が必要です。
しっかりとした支えがないと、型が倒れてケーキがつぶれてしまうおそれがあります。
一般的には、瓶の口やコップのふちなどに型の中心を差し込むことで安定させますが、このとき高すぎる位置に置くと落下のリスクが高くなります。
倒れにくく、風通しの良い場所を選ぶことが大切です。
また、熱がこもらないようにするため、底に布や新聞紙を敷くなどして空気の流れを確保することも有効です。
安全に冷ませるように、設置場所や高さに気をつけながら行いましょう。
生地を乾燥させない工夫
シフォンケーキは、冷ます途中で乾燥しやすいお菓子です。
乾燥すると表面が硬くなり、しっとり感が失われてしまいます。
乾燥を防ぐためには、風が直接あたる場所を避けるのが基本です。
特にエアコンの風や直射日光は、生地の表面を急激に乾かしてしまう原因となります。
さらに、逆さにして冷ます際に、生地の表面が露出しすぎているときは、ふんわりと布巾をかぶせる方法も有効です。
こうすることで、通気性を保ちながらも乾燥を防げます。
自然な環境でゆっくりと冷ますことが、しっとりとした食感を守るためには重要です。
失敗しない型外しの方法

冷ます工程が終わったら、いよいよ型外しです。
ふわふわのシフォンケーキを崩さず美しく仕上げるためには、タイミングと手順を正しく守ることが求められます。
型外し前の冷却時間
型外しは、しっかり冷ましたあとに行うのが基本です。
冷却時間としては、最低でも2時間、できれば3時間以上がおすすめです。
焼きたてのシフォンケーキは中まで熱が通っておらず、すぐに型から外すと生地がくずれてしまう可能性があります。
また、完全に冷めていないと、外す際に生地が型に引っ付きやすくなります。
しっかりと時間をおいて冷却することで、生地が落ち着き、型からもスムーズに外れやすくなります。
時間に余裕を持って準備しましょう。
型外すタイミングとコツ
型外しのタイミングは、生地が完全に冷めてから行うことが基本です。
表面に触れて冷たくなっていれば、外しても問題ありません。
型から外す際は、ナイフやパレットナイフを使って型の内側を丁寧に一周させ、生地を剥がします。
底や中心部もしっかり外すようにしましょう。
力を入れすぎると生地がつぶれてしまうため、やさしくなめらかに動かすのがポイントです。
また、シフォンケーキ専用の型を使っている場合は、底が抜ける構造になっているため、そこから押し上げるように外すときれいに仕上がります。
型外し時のトラブルを防ぐために
型外し時にありがちなトラブルとしては、生地がくっついて剥がれにくくなることが挙げられます。
この原因の多くは、冷却が不十分か、ナイフの入れ方が強引であることです。
こうしたトラブルを防ぐには、先にお伝えしたように十分に冷ましてから、やさしく丁寧に型を外すことが大切です。
また、ナイフを温めてから使うと、生地を傷めずにスムーズに外すことができます。
無理に引きはがそうとせず、型に沿って慎重にナイフを動かすことで、きれいな形を保てます。
型外しもシフォンケーキづくりの仕上げとして、丁寧に行いましょう。
まとめ
シフォンケーキを美しくおいしく仕上げるには、冷ます時間と型外しの方法がとても重要です。
・焼き上がり後は逆さにして2~3時間冷ます
・冬場や冷蔵庫使用時は乾燥や冷却方法に注意
・型外しは完全に冷めてから丁寧に行う
基本をしっかり守ることで、ふんわりとした理想のシフォンケーキをつくることができます。