冬になると、家族みんなが集まるこたつ。
そんなこたつ生活に欠かせないのが、こたつ布団です。
使い始めると毎日使用するため、自然と汚れが溜まりがち。
でも、頻繁に洗濯するのはちょっと手間ですよね。
そして、いざ洗濯機で洗おうとすると、布団がパンパンに膨らんでしまうトラブルも。
この記事では、こたつ布団を洗濯機で洗う際に知っておきたいポイントや失敗しないためのコツをわかりやすく解説します。
洗濯機でこたつ布団を洗うとパンパンになる原因
なぜパンパンになるのか？
こたつ布団を洗濯機に入れて洗うと、「パンパン」に膨らんでしまうことがあります。
これは、洗濯槽内に布団が詰まり、空気がうまく抜けずに膨張してしまうためです。
布団は洗濯中に水を吸収し、その過程で空気が布団内部に取り込まれやすくなります。
また、洗濯ネットを使用しない場合、布団の繊維が洗濯槽に絡みついて、余計に膨らむ原因になることも。
これが洗濯後に布団が洗濯槽から取り出せない状況を招いてしまうのです。
パンパンを防ぐための対策
では、どうすればパンパンにならずにこたつ布団を洗えるのでしょうか。
まず、洗濯ネットを活用しましょう。
こたつ布団をネットに入れることで、布団全体が均等に動き、空気が入り込むのを防ぎます。
ネットを使う際は、布団をコンパクトに畳んで入れるのがポイントです。
また、脱水時間を短めに設定することで、布団が洗濯槽内で圧迫されるのを防ぎます。
脱水は強力に行うよりも、短い時間で数回に分ける方が、布団がパンパンに膨らむリスクを軽減できますよ。
洗濯機でこたつ布団を洗う際の基本ポイント
洗濯表示の確認
まず、こたつ布団を洗う前に必ずチェックしておきたいのが「洗濯表示」です。
こたつ布団によっては、洗濯機で洗うことができないものもあります。
特に、羽毛やウール素材のものはデリケートなので注意が必要。
洗濯機マークがついていれば、自宅の洗濯機で洗えますが、「手洗いのみ」の表示があれば手洗いを推奨します。
また、中性洗剤を使用すると布団の繊維を傷めにくいので、長持ちさせるためにもおすすめです。
洗濯機の容量に合った布団を選ぶ
次に、洗濯機の容量についてです。
こたつ布団は思ったよりもかさばります。
8kgの洗濯機ではシングルサイズのこたつ布団が限界です。
もしダブルサイズや厚手の布団を洗う場合は、10kg以上の大型洗濯機が必要になります。
容量が足りないと、洗濯中に布団が詰まってしまい、しっかり汚れが落ちないことも。
また、洗濯機に負担がかかり故障の原因にもなりますので、注意しましょう。
こたつ布団をコインランドリーで洗う方法
自宅の洗濯機が小さく、こたつ布団がパンパンになってしまう場合、コインランドリーの利用がおすすめです。
コインランドリーでは大型の洗濯機や乾燥機が使えるため、大きなこたつ布団でも問題なく洗うことができます。
使い方のコツ
まず、コインランドリーに持ち込む前に、こたつ布団の洗濯表示を必ず確認しましょう。
「水洗い不可」や「手洗い推奨」と記載されている場合は、無理に洗濯しない方が安全です。
洗濯可能な布団であれば、大物用の洗濯機を選び、毛布コースや大物洗いコースを設定すると、効率よく洗えます。
料金相場と注意点
コインランドリーでの洗濯料金は、布団1枚あたり600円から1,000円が一般的です。
また、乾燥機を使う場合は追加で500円から800円程度かかります。
乾燥の際は、低温設定を選ぶことで布団の傷みを防ぎ、ふわふわの仕上がりが期待できます。
ただし、過度な乾燥は繊維を傷める原因になるため、注意が必要です。
自宅での手洗い方法：洗濯機がパンパンになるのを防ぐための手順
手洗いのメリット
こたつ布団は大きくて重いため、洗濯機での洗濯が難しいことがあります。
特にパンパンに詰め込んでしまうと、洗濯機の故障リスクも増大。
その点、手洗いならば布団を傷めることなく、しっかりと汚れを落とすことができます。
押し洗いをすることで、細部まで汚れを浮かせる効果もあり、洗浄力もバッチリ。
手洗い手順
- 洗濯表示を確認して、手洗い可能な布団であることを確認します。おしゃれ着用の中性洗剤を用意。
- 浴槽にぬるま湯（30℃程度）を張り、洗剤をよく溶かします。こたつ布団を丁寧に浸け、優しく押し洗いをします。力を入れすぎず、均等に押すようにしましょう。
- すすぎは2～3回繰り返し、洗剤が完全に落ちるまでしっかりと行います。その後、浴槽の縁に掛けて水分を絞り、日陰で乾燥させます。
直射日光に当てると色あせの原因になるため、風通しの良い場所で自然乾燥がおすすめです。
こたつ布団の乾燥方法とふわふわ感を保つコツ
乾燥機使用時の注意点
こたつ布団を乾燥させる際、乾燥機を使うと手早く仕上がりますが、低温設定を選ぶことが大切です。
高温での乾燥は、布団の中綿がダメージを受け、ふわふわ感が損なわれる原因となります。
また、乾燥機を使う場合でも、短時間ずつ様子を見ながら設定すると失敗を防げます。
自然乾燥のすすめ
こたつ布団を長持ちさせるためには、風通しの良い場所での自然乾燥が理想的です。
物干し竿にM字型にかけることで、布団全体に空気が通りやすく、早く乾かすことができます。
また、時々布団を軽く叩いて空気を入れ替えると、ふわふわ感が戻りやすくなります。
布団クリーニングサービスを利用するメリット
自宅での洗濯が難しいこたつ布団は、クリーニングサービスを活用するのもひとつの方法です。
特に、大型のこたつ布団やデリケートな素材のものは、プロの手に任せた方が安全です。
料金相場とキャンペーン情報
布団のクリーニング料金は、店舗によって異なりますが、2,500円から4,000円が一般的な相場です。
また、宅配クリーニングでは、送料込みで5,000円前後が目安です。
定期的なクリーニング利用者向けのキャンペーンや初回割引も多く、これらを活用することでお得に布団を清潔に保つことができます。
まとめ
こたつ布団を清潔に保つためには、洗濯表示をしっかりと確認し、適切な方法でお手入れすることが大切です。
洗濯機の容量不足によるパンパンを防ぐために、事前の準備と対策をしっかり行いましょう。
また、自宅での洗濯が難しい場合は、コインランドリーやクリーニングサービスを活用することで、手軽に清潔さを保てます。
