0800-080-9789からの電話は、見た目はフリーダイヤルでも、その中身には注意が必要です。
実はこの番号、インターネットの「光回線総合窓口」を名乗ることが多く、ユーザーの不安や関心を巧みに利用して営業をかけてくるケースが報告されています。
中には、通話の最初で「ソフトバンク光をご利用ですか?」と問いかけてくるなど、公式サポートと誤認させるようなトークも。
知らずに対応してしまうと、個人情報を話してしまったり、不要な契約をさせられたりといったリスクがあります。
この記事では、この番号の正体や目的、怪しまれている理由、さらには詐欺との違いについて、わかりやすく解説していきます。
0800-080-9789とは?正体と目的を解説

この電話番号が何者なのか、そしてどんな目的で電話をかけてくるのかを知ることが、適切な対応の第一歩です。
「0800」番号とは?通話料や取得元に注意
0800から始まる番号は日本国内では「フリーダイヤル」として広く利用されていますが、実は誰でも取得できる番号です。
企業のカスタマーサポートはもちろん、営業会社や個人事業主でも使えるため、番号だけで信頼性を判断するのは危険です。
通話料がかからないことで安心して出てしまいがちですが、相手がどんな目的で連絡しているのかを冷静に判断する必要があります。
近年では、光回線の勧誘や保険商品の営業などにも利用される傾向が強まっています。
光回線総合窓口とは実在するのか?
0800-080-9789の発信者が名乗る「光回線総合窓口」という名称は、公的機関や公式なサービスのように聞こえます。
しかし実際には、法人登記されていない名称である場合が多く、信頼性に乏しいのが実情です。
公式サポートセンターのような響きで警戒心を緩めようとしている可能性が高く、注意が必要です。
信頼できる通信事業者であれば、会社名や連絡先、公式サイトなどが明確に確認できます。
中立機関のように見せかける「総合窓口」という名前に注意
「光回線総合窓口」という名前は、あたかも複数の通信会社を取りまとめる中立的な立場に見えるかもしれません。
しかし、実際にはそうした機関は存在せず、特定の販売代理店が名乗っているに過ぎないケースが大半です。
正式な代理店であれば、名刺や契約書、会社名などがしっかり提示されるものです。
身元を明かさない業者には注意を払い、少しでも不安を感じたら会話を打ち切るのが賢明です。
なぜ個人情報を知っている?情報流出のリスク
「なぜ自分の名前や契約状況を知っているの?」と驚いた方も多いかもしれません。
営業電話の多くは、顧客データベースやアンケート情報、場合によっては名簿業者から入手した個人情報をもとにかけられています。
特に引っ越し時期や契約更新のタイミングは、ターゲットになりやすくなります。
本人確認を装い、住所や利用中のサービス名などを聞き出そうとする手口にも注意が必要です。
情報提供元は名簿業者や過去のサービス申込みかもしれない
個人情報が営業電話で使われる背景には、名簿業者やデータブローカーからのリスト提供が存在します。
過去に記入したアンケートや資料請求、ネット通販などを通じて情報が流出している可能性もあります。
光回線の営業では、特に「ソフトバンク光」や「ドコモ光」などの実在するサービス名を持ち出し、信用させる話し方が使われる傾向があります。
心当たりがなくても、電話に出る前に慎重な判断が必要です。
怪しいと言われる理由とは?口コミと実態

0800-080-9789が怪しまれる背景には、実際に受けた人たちの声や一貫した不審な対応があります。
「ソフトバンク光ですか?」と聞かれる理由
この番号からの電話では、冒頭に「ソフトバンク光をご利用ですか?」と聞かれるケースが多く見られます。
これは、あたかも既存の契約情報を把握しているかのような印象を与え、信頼を得ようとする典型的な営業手法です。
特定の通信サービス名を出すことで、受け手は「正規のサポートなのかもしれない」と油断してしまいがちです。
これは、光回線の乗り換えや切り替えを促すための導入トークとしてよく使われています。
契約中のサービス名で信頼を得ようとする営業トークに注意
最初に具体的なサービス名を挙げてくることで、「自分の情報を知っているのかも」と感じる方も多いでしょう。
しかし実際は、ソフトバンク光やドコモ光など、利用者の多い回線名を無作為に当てはめているだけのケースもあります。
営業側にとっては、名前を出した回線がたまたま合っていれば会話が進めやすくなるため、効率的なトークスクリプトとして利用されているのです。
実際に契約情報を把握しているとは限らないため、安易に信用しないことが大切です。
通話中に切られるパターンの真相
この番号に関する口コミでよく見かけるのが、「質問したら急に電話を切られた」という報告です。
たとえば「どこの会社からですか?」や「正式な代理店ですか?」と聞いただけで通話が終了するケースもあります。
これは営業会社側が、見込みがないと判断した相手との会話を早く切り上げるための行動と考えられます。
また、曖昧な対応で相手の警戒心が強くなったときも、深追いを避ける傾向が見られます。
通話を急に切るような対応をされた場合は、それ自体が警戒すべきサインです。
質問されると通話を切る理由とは?営業効率と見込み判断が背景に
営業側は、効率を重視して「見込み客」に絞って対応することが多いです。
質問されて情報を出せない、または信用されないと判断した瞬間、次の対象に移るため通話を終了します。
中には、質問されることで違法性が浮き彫りになるリスクを避ける目的もあります。
信頼できる業者であれば、どんな質問にも丁寧に対応するのが通常です。
消費者センターでも報告された事例
0800-080-9789をはじめとした光回線の営業電話に関する相談は、全国の消費生活センターにも数多く寄せられています。
とくに多いのが、説明が不十分なまま契約を進められてしまったケースや、後から「解約手数料が高額だった」といったトラブルです。
これらは悪質な訪問販売や電話勧誘販売でも共通して起きている問題で、一定のパターンがあることがわかっています。
説明義務を果たさない業者は、特定商取引法にも抵触する可能性があり、消費者側の注意が必要です。
口コミサイトでの評判と共通する声
電話番号の口コミサイトや掲示板をチェックすると、0800-080-9789に関しては「怪しい」「しつこい」「詐欺っぽい」という声が圧倒的に多く見られます。
実際に対応した人たちの経験談を見ても、共通しているのは「いきなり営業」「情報を探られる」「断ると切られる」といったパターンです。
電話番号検索で注意マークが付いていることもあり、警戒すべき番号として広く認識されています。
出ない、もしくは着信拒否の設定をすることで、自分の時間と情報を守る行動につながります。
この番号は詐欺?それとも営業電話?
0800-080-9789からの着信は一見すると合法な営業電話ですが、内容や対応次第では危険なケースも含まれています。
詐欺ではないが安全とも言えない理由
この番号からの電話は、明確な詐欺行為が行われているとは限りません。
しかし、実際には相手の身元や企業情報が曖昧であること、質問すると通話を切るといった対応などから、多くの人が不信感を抱いています。
契約を急がせたり、メリットだけを強調するような営業手法は、たとえ詐欺でなくてもトラブルの引き金になります。
安全な相手であれば、情報開示や説明責任をしっかり果たすはずです。
グレーゾーンの営業トークは「詐欺未満」でも十分に危険
「今だけのキャンペーンです」「料金が必ず安くなります」など、断定的な言い回しを使って契約を急がせるトークには注意が必要です。
こうした手法は、詐欺とまでは言えなくても、誤認を狙った「グレーゾーン営業」としてトラブルに発展しやすい要素を含んでいます。
安心できる契約は、説明が透明で、納得できる根拠が示されているものです。
不安を感じた時点で、いったん会話を保留にするのが賢明です。
公式サポートとの違いを見極めるポイント
本物の公式サポートと営業電話を見分けるには、いくつかの確認ポイントがあります。
たとえば、契約中のプロバイダや通信会社のカスタマーサポートであれば、請求書や公式サイトに記載された電話番号から連絡が来るのが一般的です。
一方で、0800-080-9789のように事前通知もなく、突然かかってくる番号には注意が必要です。
電話でのやり取りに不安を感じた場合は、正規窓口に折り返して確認するのが確実です。
「正規代理店」や「公式」を名乗る場合でも確認すべき項目がある
相手が「正規代理店です」や「公式サポート窓口です」と名乗った場合も、その言葉を鵜呑みにするのは危険です。
信頼できる代理店であれば、会社名・担当者名・連絡先・所在地などを明確に伝えてくれます。
また、公式に認定された代理店であれば、企業の公式サイトにも掲載されていることが多いです。
身元の不明確な相手からの契約案内には、十分に注意が必要です。
電話勧誘販売と特定商取引法の関係
電話での営業行為には、特定商取引法という法律が適用されます。
これは消費者を守るための法律で、勧誘時の説明義務や、契約の取り消し(クーリングオフ)などについて定められています。
0800-080-9789のような営業電話も、この法律に基づいて行われなければ違法となる可能性があります。
たとえ一時的な電話であっても、販売目的であれば「誰が」「何を」「どのように売るか」を明確に伝える義務があるのです。
契約を急がせる勧誘は法律違反の可能性もある
電話口で「すぐに決めないと損です」と急かすような勧誘は、特定商取引法の不当勧誘に該当する場合があります。
法律では、誤認を与える説明や、不利益事項の未説明、契約を急がせる行為は禁止されています。
万が一、契約してしまっても、クーリングオフ制度によって一定期間内であれば無条件で解約できるケースもあります。
違和感を覚えたら、その場で決めず、消費生活センターなどに相談するのが安全です。
電話に出てしまった時の安全な対応方法

万が一、0800-080-9789からの着信に出てしまった場合でも、落ち着いて適切に対応すれば被害は防げます。
出てしまった場合の具体的な対処法
電話に出たからといって、すぐにトラブルになるわけではありません。
大切なのは、相手の話を鵜呑みにせず、冷静にやり取りすることです。
会社名や担当者名を聞いても曖昧な返答しか返ってこない場合は、その時点で会話を終える判断も必要です。
「必要ありません」とはっきり伝えることが、後のしつこい勧誘を防ぐコツです。
会話の途中で不信感を持ったら、それ以上話を続けないようにしましょう。
不審な点があればその場で切る判断も重要
「どちら様ですか?」と尋ねて言葉を濁したり、「お得な案内です」とだけ繰り返す場合は、営業電話である可能性が高いです。
そうした場合は無理に対応を続けず、こちらから電話を終わらせる勇気も大切です。
相手の名乗りや説明に信頼性がないと感じたら、「家族と相談します」などと伝え、すぐに切りましょう。
会話を録音できるスマホであれば、証拠を残しておくのも効果的です。
会話で絶対に答えてはいけない情報
電話口では、ちょっとした一言が思わぬ情報漏洩につながることがあります。
特に氏名、住所、生年月日、契約中の回線名やプロバイダ名などは、個人を特定する材料になります。
「はい」や「そうです」などの短い返答も、後から都合よく編集されて使われるリスクがあります。
相手の正体が不明なうちは、どんな質問にも安易に答えないように心がけましょう。
無意識に伝えてしまう情報が悪用されるリスク
たとえば「現在どこのインターネットをお使いですか?」と聞かれた際、つい答えてしまうと、相手にとっては有力な営業情報になります。
これをもとに乗り換えの提案や虚偽の案内が行われるケースもあります。
また、家族構成や勤務状況などを自然な会話で聞き出そうとすることもあります。
必要のない会話は避け、情報を守る意識を持つことが重要です。
スマホでの着信拒否設定方法(iPhone・Android対応)
迷惑電話に何度も悩まされないためには、スマートフォンで着信拒否の設定をしておくのが効果的です。
iPhoneとAndroidでは手順が少し異なりますが、いずれも簡単に設定できます。
登録すれば、次回以降この番号からの着信は自動でブロックされ、ストレスも減ります。
設定方法をあらかじめ知っておくと、すぐに対応できます。
【iPhone】と【Android】の着信拒否手順
iPhoneの場合は、着信履歴から番号の右にある「i」マークをタップし、「この発信者を着信拒否」を選ぶだけです。
Androidでは、電話アプリの履歴から該当番号を長押しし、「ブロック」や「着信拒否に追加」をタップします。
機種によって表記は異なりますが、基本的な手順は共通しています。
迷惑電話に悩まされているなら、すぐにでも設定するのがおすすめです。
迷惑電話対策機能付き電話機の活用法
固定電話を使っている家庭や、高齢者のいる世帯では、迷惑電話対策機能が搭載された電話機を導入するのも効果的です。
ナンバーディスプレイ機能や、自動録音機能、特定番号の拒否設定などがあり、不審な電話を未然にブロックできます。
特に詐欺や悪質な営業のターゲットにされやすい高齢者にとっては、安心を得られる大きな手段となります。
まとめ
0800-080-9789からの着信は、一見するとただの営業電話ですが、内容や手法に注意が必要です。
正体不明の発信者、特定の回線名を使った巧妙なトーク、そして突然の通話終了など、不審な点が多く見受けられます。
個人情報を守るためには、まず出ないのが最も安全な選択です。
出てしまった場合でも、落ち着いて対応し、不明な点は曖昧にせず確認しましょう。