「【三菱UFJダイレクト】お振り込み手続きの制限について」というメールは詐欺メールである可能性が高いです。
偽サイトに誘導するのが目的と思われます。
三菱UFJ銀行になりすましたメールと結論づけたのは、以下のポイントからです。
このメールは詐欺メールだと判断できた点
①差出人のメールアドレスが三菱UFJ銀行のドメインではない
差出人のメールアドレスが「tkm7marine@yahoo.co.jp」となっています。
しかし、三菱UFJ銀行の正式なドメインは「mufg.jp」です。
詳細なアドレスはこちらを参考にしてください。
https://www.bk.mufg.jp/*** (ホームページ/トップページ) https://direct.bk.mufg.jp/*** (ホームページ/三菱UFJダイレクト)
https://entry11.bk.mufg.jp/*** (三菱UFJダイレクト/ログイン画面)
「mufg.jp」以外のドメインから送信されたメールは、なりすましだと判断できます。
②本人確認を行うリンクの飛び先アドレスもおかしい
メール本文に【本人確認を】というボタンがありますが、このボタンのリンク先アドレスが「http://nmzlkhktyrnhlsg.com/」となっています。
三菱UFJダイレクトのURLは「https://direct.bk.mufg.jp/」です。
少しでも不審に思ったリンクは、クリックしないようにしてください。
③そもそも三菱UFJ銀行の口座を所持していない
そもそも、私自身、三菱UFJ銀行に口座を持っていません。
持っていないのに、本人確認のメールが届くこと自体がおかしいのです。
手当たり次第に迷惑メールを送信しているのでしょう。
詐欺メール対策のガイド
詐欺メールに対する対策としては以下の点に注意してください。
リンクをクリックしない
メール内にあるリンクや添付ファイルを開かないようにしてください。
これらは個人情報を盗むためのものである可能性が高いです。
情報を共有しない
メールでパスワード、アカウント情報、クレジットカード情報などの個人情報を絶対に送信しないでください。
正規の連絡先で確認する
もしメールの内容について不安がある場合は、銀行の公式ウェブサイトに記載されている電話番号やメールアドレスに直接連絡を取り、情報の確認を行ってください。
フィッシング詐欺の報告をする
銀行や金融機関に詐欺メールについて報告し、必要な場合は警察にも報告することが推奨されます。
個人情報を入力してしまったら
銀行に連絡して状況を説明し、アドバイスを求めてください。
銀行からの指示に従うことが最も安全です。
実際に送信されてきたメールはこちら
※ここからメール本文※
件名
【三菱UFJダイレクト】お振り込み手続きの制限について
本文
三菱UFJダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客さまのWEBサイトのご利用につきまして、パスワード等の入力相違が続きましたので、2024年06月12日に当社サイトのご利用(WEB、スマートフォン共通)を一時制限させていただきました。
お客さまにはお手数をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申しあげます。
本人確認後、制限を解除することができます。
◆本人確認をご希望の方は、以下のボタンをクリックしてご本人様確認を行ってください。
本人確認を
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本メールに対する返信メールは、お受けしておりません。
万一お心当たりのない場合は、下記インターネットバンキングヘルプデスクまで
お問い合わせくださいますようお願い申しあげます。
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<インターネットバンキングヘルプデスク>
◆お電話でのお問い合わせ
0120-543-555
または
042-311-7000(通話料有料)
受付時間/毎日 9:00?21:00
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株式会社三菱UFJ銀行
https://www.bk.mufg.jp
no:31298183920
まとめ
今回のメールが詐欺メールであると判断したポイントは3つ。
①差出人のメールアドレスが三菱UFJ銀行のドメインではない
②本人確認を行うリンクの飛び先アドレスもおかしい
③そもそも三菱UFJ銀行の口座を所持していない
少しでも怪しいと感じたら、公式サイトをチェックして不審メールの注意喚起がないか確認してください。
「おかしいな」と感じたメールは開かずに削除しましょう。