一般に市販されている絵の具ではシルバー色が手に入りますが、学校で配布される絵の具セットには含まれていないことが多いですね。
シルバーのような輝きを持つ完璧な色を作るのは困難ですが、類似の色を作成する方法は存在します。
白と黒を基調に、少量の青を加えると、金属的な灰色が表現できます。
この記事でその方法をご紹介します。
自宅の絵の具でシルバー風の色を作る方法
シルバー色といえば、光沢のあるグレーを思い浮かべる人が多いでしょう。
特有の光沢は、その魅力の一つです。
市販の絵の具でシルバー色を見つけることができますが、学校で使う絵の具セットにはない場合があります。
そんな時でも、手持ちの絵の具を使って似た色を作ることはできますが、完全なシルバー色にはなりません。
シルバー色を作るのが難しい理由
シルバー色を自分で作ることが困難なのは、特別な成分が含まれているからです。
市販のシルバー色の絵の具には、パール顔料という、金属がコーティングされた非常に薄い雲母粒子が含まれています。
この顔料が光を反射して、きらめく効果を生み出します。
しかし、通常の絵の具にはこの成分が含まれておらず、同じ効果を出すことは不可能です。
白、青、黒を使ったシルバー風の色の作り方
白と黒の絵の具に青を加える方法もあります。
この方法で、白2：青1：黒2の割合で混ぜると良いでしょう。
青は金属の冷たさを象徴し、銀色の金属を表現する際に役立ちます。
ただし、青を多用しすぎると不自然な色合いになるため注意が必要です。
他の絵の具を使った銀色風の色の作り方
市販の銀色の絵の具がなくても、白と黒、そして少しの青を使って銀色に近い色を作ることは可能です。
この組み合わせで、深みのある灰色を作り出すことができます。
絵を描く際には、灰色の基調に部分的に白を加えることで、光の反射を表現し、より銀色に近い見た目を実現できます。
白と黒で銀色調の色を作成するテクニック
銀色を自作する基本的なアプローチは、白と黒の絵の具を組み合わせることです。
白と黒を均等に混ぜることで、標準的なグレーが得られます。
白を優先させると、銀色特有の光る効果を模倣することができ、黒を強めにすると銀色の陰影が深く表現されます。
また、銀色の古びた感じを出すには、朱色や茶色を微量加えると良いでしょう。
これにより、銀色独特の質感がよりリアルに再現されます。
キラキラを加えて銀色を再現する工夫
完璧な銀色を通常の絵の具だけで作るのは困難ですが、工夫次第で似た効果を得ることができます。
市販の銀色の絵の具に含まれる光を反射するパール顔料のような特性を模倣するために、キラキラする素材を添加すると良いでしょう。
これは特に、子供たちと一緒に行うアートプロジェクトにも適しています。
ラメやグリッターを使うと、自作の絵の具に銀色らしい輝きを加えることが可能です。
これらの素材は、100円ショップや手芸店で手軽に入手できます。
特に、シルバー色の細かいラメを少量混ぜることで、自家製のアクリル絵の具や水彩絵の具に独特の輝きをもたらすことができます。
ただし、絵の具が濃すぎると、ラメの効果が薄れるため、適度に水で薄めることが大切です。
この方法で絵の具を画用紙に塗布すると、ラメが灰色の絵の具と一緒にキラキラと輝き、見た目が銀色に近づきます。
しかし、ラメの量や絵の具の濃度を調整しないと、乾燥後に剥がれることがありますので、その際は水性のりで保護することをお勧めします。
絵の具で銀色を作る方法のまとめ
この記事では、自宅で簡単に銀色の絵の具を作る方法をご紹介しました。
市販されている銀色の絵の具は、その輝きを生み出すパール顔料を含んでいますが、一般的な絵の具だけでは同じ効果を得るのは難しいです。
しかし、白、黒、そして少しの青を混ぜて、その上にラメやグリッターを加えることで、銀色の光沢を模倣することが可能です。
この技法を活用して、絵画をさらに楽しんでください。
