「着払い」と「元払い」の違いを徹底解説!選び方と注意点を詳しく紹介

豆知識

日常生活で通販サイトやフリマアプリを利用する際に、「着払い」や「元払い」という言葉を見かけたことはありませんか?

どちらの方法も商品を受け取る際の送料の支払い方法を指しますが、その違いや利点、注意点を知っていると、より便利に利用することができます。

この記事では、「着払い」と「元払い」について詳しく解説し、それぞれの特徴をわかりやすくお伝えします。

着払いと元払いとは?

着払いとは、荷物を受け取る側が配送料を支払う方法です。

荷物が届いたときに、受取人が配達員に送料を支払います。

この方法は、フリマアプリや個人間取引でよく利用されます。

着払いは、主に以下のようなシーンで利用されます。

  • フリマアプリで商品を購入した際
  • 個人間取引で荷物を送る際
  • 試供品やサンプル品を送る際

着払いのメリットは、送り主が送料を事前に負担しなくて良い点です。

また、受取人が支払うため、受け取りの際に送料を確認できる安心感があります。

一方で、デメリットとしては、受取人が予想外の費用を支払うことになる場合があるため、トラブルになる可能性もあります。

元払いとは

元払いとは、荷物を送る側が配送料を事前に支払う方法です。

発送時に送り主が送料を負担するため、受取人は配送料を支払う必要がありません。

この方法は、通販サイトや企業が商品を発送する際に多く用いられます。

元払いは、主に以下のようなシーンで利用されます。

  • 通販サイトで商品を購入した際
  • 企業が顧客に商品を送る際
  • ギフトを送る際

元払いのメリットは、受取人が配送料を支払わずに済む点です。

そのため、商品受け取り時の手間が省け、スムーズに取引が進みます。

また、送り主が送料を支払うことで、受取人とのトラブルを回避できます。

一方で、デメリットとしては、送り主が送料を負担するため、発送コストがかかる点が挙げられます。

配送料金の違い

商品の発送方法として「着払い」と「元払い」を選ぶ際には、各運送会社の料金体系も知っておくと便利です。

ここでは、ヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックの配送料金について、それぞれ詳しく解説します。

ヤマト運輸の場合

料金体系
ヤマト運輸(クロネコヤマト)の配送料金は、荷物のサイズと配送先によって決まります。

サイズは荷物の縦・横・高さの合計で決まり、料金は地域ごとに異なります。

着払いと元払いで料金に差はなく、どちらも同じ料金が適用されます。

具体例
例えば、東京都から大阪府に60サイズ(縦・横・高さの合計が60cm以内、重さ2kg以内)の荷物を送る場合、料金は次のようになります。

  • 60サイズ:930円(東京都から大阪府への送料)
  • 80サイズ:1,170円
  • 100サイズ:1,410円

このように、サイズが大きくなるにつれて料金も高くなります。

ヤマト運輸の料金は、公式サイトで詳細を確認できます。

佐川急便の場合

料金体系
佐川急便の配送料金も、荷物のサイズと配送先で決まります。

基本的には、ヤマト運輸と同様に、縦・横・高さの合計サイズで料金が設定されています。

着払いと元払いで料金差はなく、どちらも同じ料金が適用されます。

具体例
例えば、東京都から大阪府に60サイズの荷物を送る場合、佐川急便の料金は以下の通りです。

  • 60サイズ:860円(東京都から大阪府への送料)
  • 80サイズ:1,080円
  • 100サイズ:1,310円

こちらもサイズが大きくなると料金が高くなります。

佐川急便の詳細な料金については、公式サイトで確認できます。

ゆうパックの場合

料金体系
ゆうパックの配送料金も、荷物のサイズと配送先によって異なります。

ゆうパックの場合、基本料金は着払いと元払いで同じですが、着払いの場合には追加で20円の手数料がかかります。

また、持ち込み割引などの割引サービスもありますが、適用条件に注意が必要です。

具体例
例えば、東京都から大阪府に60サイズの荷物を送る場合、ゆうパックの料金は次の通りです。

  • 60サイズ:800円(東京都から大阪府への送料)
  • 80サイズ:1,030円
  • 100サイズ:1,280円
  • 着払いの場合:上記料金+20円の手数料

ゆうパックの配送料金は他の運送会社と比べて若干安めですが、詳細は公式サイトで確認することをお勧めします。

送り状の入手方法

荷物を送る際に必要になるのが送り状です。

送り状はどの運送会社でも簡単に手に入れることができます。

ここでは、ヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックでの送り状の入手方法について説明します。

ヤマト運輸(クロネコヤマト)

営業所
ヤマト運輸の営業所では、送り状を無料で入手できます。

近くの営業所に行けば、スタッフが丁寧に対応してくれるので、初めての方でも安心です。

取次店
ヤマト運輸の取次店でも送り状を手に入れることができます。

取次店は、街のクリーニング店や小売店などが提携していることが多いので、身近な場所で受け取れるのが便利です。

コンビニ
セブンイレブン、ファミリーマート、ニューデイズ、デイリーヤマザキ、ポプラなど、多くのコンビニでヤマト運輸の送り状が用意されています。

24時間営業のコンビニなら、時間を気にせずに立ち寄れるので便利です。

佐川急便

営業所
佐川急便の営業所でも、送り状を無料で配布しています。

営業所に行くと、スタッフが必要な情報を教えてくれるので、安心して利用できます。

コンビニ
佐川急便と提携しているコンビニでも送り状を手に入れることができます。

具体的な提携コンビニは地域によって異なるので、近くのコンビニで確認してみてください。

ゆうパック

郵便局
ゆうパックの送り状は、全国の郵便局で入手できます。

郵便局の窓口でお願いすれば、必要な枚数をもらうことができます。

郵便局は地域に密着しているので、身近にあることが多く利用しやすいです。

コンビニ
ローソン、ミニストップ、ローソンストア100、セイコーマートなどのコンビニでもゆうパックの送り状を配布しています。

コンビニで手に入れることができるので、忙しいときや夜間でも安心です。

以上が、ヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックでの送り状の入手方法です。

それぞれの運送会社で提供されている場所を活用し、便利に送り状を手に入れて荷物を発送しましょう。

トラブル対応

未注文の荷物の受け取りを拒否する方法

詐欺対策
最近では、注文していない荷物が突然届く「送りつけ詐欺」が問題となっています。

このような荷物を受け取ってしまうと、後で高額な請求が届くことがあります。

対策として、注文した覚えのない荷物が届いた場合は、決して受け取らないことが大切です。

まずは送り主を確認し、身に覚えがない場合は受け取りを拒否しましょう。

配達員への対応方法
配達員が荷物を届けに来た際、注文した覚えがない荷物だと分かったら、冷静に受け取りを拒否する旨を伝えましょう。

「この荷物は注文していないので受け取りを拒否します」と一言伝えれば、配達員は荷物を持ち帰ってくれます。

受け取りを拒否することは権利ですので、遠慮せずに対応してください。

配送トラブルへの注意点

オークションやフリマアプリでの事例
オークションやフリマアプリでの取引では、商品が届かない、または説明と違う商品が届くといったトラブルが発生することがあります。

また、着払いで送られてきた商品が予想以上に高額だった場合も問題になることがあります。

対処法
まず、トラブルが発生した場合は、取引相手と連絡を取り、状況を説明して解決を試みましょう。

取引相手が対応しない場合は、プラットフォームのサポートセンターに連絡し、問題を報告することが重要です。

また、予防策として、信頼できる相手とのみ取引を行うよう心掛け、商品の状態や送料について事前にしっかり確認しておくことが大切です。

「着払い」と「元払い」の違いを徹底解説!まとめ

着払いと元払いの大きな違いは、送料を誰が負担するかです。

着払いは受取人が、元払いは発送者が送料を負担します。

どちらを選ぶかは、取引の状況や相手との合意に基づいて決めましょう。

着払いのメリットは、送り主が送料を負担しないことですが、受取人が負担するため、場合によってはトラブルになることもあります。

元払いは受取人が送料を気にせずに済むためスムーズですが、送り主にとっては費用がかかります。