ホワイトソースは、グラタンやドリア、クリームコロッケなど様々な料理に欠かせないソースです。
朝食時にこのソースをパンに塗るだけで、子ども達に大人気のトーストが瞬時に完成します。
伝統的には小麦粉、牛乳、バターを使用して作りますが、牛乳が手に入らない時や使いたくない場合でも、他の材料で代用することが可能です。
ここでは、牛乳を使わないホワイトソースの作り方や、ソースが思ったより薄くなったり、ダマになったりする際の調整方法をご紹介します。
牛乳を使わないホワイトソースの基本
通常、ホワイトソースには牛乳とバターが不可欠ですが、この2つを使わずに作る方法もあります。
牛乳なしで作ると、ソースは通常よりも軽めの味わいになり、牛乳の濃厚さが少し失われます。
バターを加えることで味に深みを出せますが、省略するとさらにあっさりした仕上がりになります。
以下で、牛乳の代わりになる食材をいくつかご紹介します。
牛乳の味が苦手な人や、飲めない人にもピッタリです。
また、牛乳を買い忘れた時にも役立ちますので、参考にしてみてください。
ホワイトソースの代替材料案内
牛乳が使えない場合や、乳製品にアレルギーがある方でも安心して作れるホワイトソースの代替方法を紹介します。
特におすすめの材料は以下の通りです。
- 豆乳:牛乳と同じ白さを持ちながら、大豆製のためアレルギーの心配が少なく、さっぱりとした風味が特徴です。
- お餅:余ったお餅を細かく切り、豆乳と共に煮込むとホワイトソースが作れます。味の調整には塩コショウを。
- クリームシチューのルウ:湯で溶かすだけで簡単にホワイトソースが完成します。味付けの必要もありません。
- 豆腐:水切りした豆腐にマヨネーズやコンソメ、塩コショウを加えると、独特のホワイトソースが完成します。
- ヨーグルト:酸味がありながらも豊かな風味のホワイトソースを作りたい場合は、ヨーグルトが適しています。豆乳やコンソメ、塩コショウと合わせてみてください。
- 山芋:生の山芋をすりおろし、生クリームやコンソメ、塩コショウと混ぜることで、ユニークなホワイトソースを作ることができます。
これらの代替材料を使用すれば、牛乳がない状況でも、またはアレルギーがある場合でも、手軽にホワイトソースを楽しむことができます。
ホワイトソースがサラサラすぎる時の対策
自宅で作るホワイトソースが、予想よりもサラサラになってしまったことはよくある話です。
これは大抵、牛乳を多めに入れ過ぎたり、それに見合ったバターや小麦粉を加えなかったりした時に起こります。
また、水分を多く含む野菜を入れると、その水分がソースに出てしまってさらに薄くなることもありますし、低脂肪乳を使うとソースが薄くなりがちです。
牛乳やその他の代替品を使う際は、この点を考慮に入れてください。
ソースが薄くなってしまった時は、追加で小麦粉を加えたり、柔らかくしたバターと小麦粉を混ぜ合わせてから少しずつ加え、弱火でしっかり煮詰めると、適切な濃さととろみを出すことができます。
ホワイトソースにダマができてしまった場合
ホワイトソースを自宅で作っていると、ソースがサラサラになったり、ダマができたりすることがあります。
グラタンなどに使うホワイトソースを作る際にダマができてしまうのは、私も経験があります。
ダマを防ぐには、バターと小麦粉を弱火でしっかり炒めた後、ソースが少し冷めたら牛乳を少しずつ加えていくことが大切です。
しかし、ダマができてしまったら、以下の方法で直すことができます。
- ミキサー、ブレンダー、フードプロセッサーを使って撹拌する。
- ざるでこす。
- 牛乳や豆乳などの液体を少しずつ加えながら煮詰める。
ミキサーやブレンダーを使えば、ダマを細かくして粉っぽさを減らすことができます。
また、ざるでこすことでダマを取り除くことが可能です。
もし面倒だと感じる場合は、液体を少しずつ加えて煮詰める方法を試してみてください。
この際、少しずつ加えることで、ダマの具合とソースの濃さを見ながら調整することが重要です。
ダマができたとしても、ホワイトソースは食べられますが、小麦粉が完全に溶けていないと食感が損なわれることがあります。
ホワイトソースは適度なとろみと滑らかさが大切です。
牛乳不使用でも美味しいホワイトソースの作り方と代用食材まとめ
「牛乳を買い忘れた」「子供が牛乳が苦手」などの理由で、通常のホワイトソースが作れない時でも、豆乳、お餅、固形シチューのルウ、豆腐、ヨーグルト、山芋など、さまざまな食材を代用してホワイトソースを作ることができます。
これらは家にあるものかもしれませんし、意外な材料でもホワイトソースとして活用できるので、ぜひ試してみてください。